「ブリーダーから子犬を迎えたい。でも、どこを選べばいいの?」
初めて探す方なら、迷って当然です。
ホームページやInstagramを見ると、かわいい子犬の写真がたくさん出てきます。
でも、子犬がかわいいことと、そのブリーダーさんから安心して迎えられることは別の話です。
実際に見学へ行ったとき、
「なんとなく臭いが気になる」
「犬がずっと興奮している」
「とにかく抱っこを勧められる」
「今日決めたほうがいいと言われる」
そんな違和感がいくつも重なったら、一度冷静になってください。
今回は、ブリーダーさんから子犬を迎える前に、僕ならどこを見るのかをお伝えします。
まず、ブリーダーはどうやって探す?
探し方は大きく2つです。
ホームページ検索とSNS、特にInstagramです。
例えば、
「トイプードル ブリーダー 東京」
のように、
犬種+ブリーダー+地域
で検索してみてください。
ブリーダーさんをまとめたサイトもあります。
いろいろな子犬を一度に見られるので、最初の入り口として利用するのはいいと思います。
ただ、気になるブリーダーさんが見つかったら、そこで終わらずにブリーダーさんの名前でも検索してみてください。
自分のホームページがあるのか。
Instagramなどで普段の様子を発信しているのか。
子犬の写真だけではなく、普段どんな考えで犬たちと接しているのかも見ておきたいところです。
見学当日は「はしご」をしない
見学へ行く前に、ひとつ注意してほしいことがあります。
ブリーダーさんによっては、
「今日、ここへ来る前に他のブリーダーやペットショップへ行っていませんか?」
と確認されることがあります。
これは、子犬たちへの感染症の持ち込みを防ぐためです。
そのため、同じ日に何軒ものブリーダーやペットショップを回るのは避けたほうがいいです。
そして、実際に見学へ行ったら、まず自分の目で3つ確認してください。
① 犬が生活している場所は清潔か
犬が何頭もいれば、多少の犬の臭いがすることはあります。
ですから、
「臭いがする=悪いブリーダー」ではありません。
見てほしいのは、きちんと管理されているかです。
排泄物が長時間そのままになっていないか。
掃除が追いついていない状態になっていないか。
犬たちが生活する場所として清潔に保たれているか。
目の前の子犬だけではなく、その子が毎日どんな環境で育っているのかを見てください。
② 犬とブリーダーさんの関係を見る
知らない人が入ってくれば、犬が吠えることはあります。
大切なのは、その後です。
少し時間が経ったら落ち着くのか。
ずっと興奮した状態なのか。
人を極端に怖がっていないか。
そして、もうひとつ見てほしいのが、
ブリーダーさんが近づいたときの犬たちの反応です。
自然に近づいていくのか。
反対に距離を取ろうとするのか。
ブリーダーさん自身が、普段どのように犬たちへ声をかけ、接しているのかも見てください。
ホームページの写真だけでは分からない部分です。
③ 子犬が普段どう生活しているか
見学用の部屋に子犬を連れてきてもらって、
「この子です」
だけで終わらせないでください。
普段どこで寝ているのか。
どこで排泄しているのか。
動き回れる場所はあるのか。
兄弟犬とはどのように過ごしているのか。
子犬の時期は、お母さんや兄弟犬との関わりから学ぶこともたくさんあります。
感染症対策などの理由で、普段の飼育スペースに入れない場合もあります。
その場合は、
「普段はどこで、どんなふうに過ごしていますか?」
と聞いてみてください。
入れる・入れないだけで判断するのではなく、普段の生活をきちんと説明してもらえるかが大切です。
次は、ブリーダーさんに3つ質問してください
環境を確認したら、見ただけでは分からないことを聞いていきます。
①「この子のお父さんとお母さんについて教えてください」
親犬の大きさや性格を聞いてみてください。
活発なのか。
怖がりなのか。
吠えやすいのか。
そして可能であれば、
「お父さんやお母さんに会えますか?」
と聞いてみてください。
特に母犬は、子育て中なら子犬と一緒に生活していることもあります。
もちろん、親犬を見ただけで子犬の将来がすべて分かるわけではありません。
それでも、将来の大きさや性格を考える材料のひとつにはなります。
②「この犬種で注意する病気は?親犬にはどんな検査をしていますか?」
犬種によって、注意したい遺伝性の病気があります。
病気の名前を飼い主さんが全部覚えておく必要はありません。
僕が大切だと思うのは、
その犬種についてブリーダーさんがどれくらい理解していて、それを分かりやすく説明してくれるかです。
「大丈夫ですよ。今まで何もありませんから」
だけで終わるのではなく、
どんな病気に注意しているのか。
親犬にどんな検査をしているのか。
そこまで説明してくれるか確認してみてください。
③「迎えた後も相談できますか?」
これは、とても大切です。
子犬を迎えたら、すぐに分からないことが出てきます。
ご飯を食べない。
夜鳴きをする。
トイレがうまくいかない。
思っていたより怖がりだった。
そんなとき、
「何かあったら連絡してください」
と言ってくれる人なのか。
子犬を渡したら終わりではなく、迎えた後も相談できる相手なのかを確認しておきましょう。
最後に見るのは「どんな人なのか」
僕が最後に一番見てほしいと思っているのは、ここです。
そのブリーダーさんが、あなたのことも知ろうとしてくれるか。
家族は何人なのか。
留守番はどれくらいあるのか。
犬を飼った経験はあるのか。
先住犬はいるのか。
自分が育てた子犬が、これからどんな家庭で暮らすのか。
そこを気にしてくれる人なのかを見てください。
反対に、こちらの生活についてはほとんど聞かず、
子犬のいいところと値段の話ばかり。
「今日決めないと他の人に決まりますよ」
「今日なら値引きできます」
と、必要以上に決断を急がせてくる。
そんなときは、一度考えてもいいと思います。
もちろん、本当に他の見学予定や問い合わせが入っていることもあります。
ひとつの言葉だけで決めつける必要はありません。
見るべきなのは、「この子の幸せ」より「売ること」が先に来ていないかです。
そして、いいことだけではなく、
「この子は少し怖がりです」
「この犬種はここが大変です」
「この病気には注意してください」
など、迎える側にとって都合の悪いことまで話してくれるか。
そこも大切だと思っています。
まとめ|子犬だけを見て決めないでください
ブリーダーさんを見学するときは、
見ることが3つ。
・飼育環境の清潔さ
・犬たちとブリーダーさんの関係
・子犬の普段の生活
そして、聞くことが3つ。
・親犬について
・健康や検査について
・迎えた後の相談について
最後に、
「この人から、この子を迎えたいと思えるか」
を考えてみてください。
何かひとつだけで「このブリーダーはダメ」と決める必要はありません。
ただ、
「なんか気になるな……」
ということがいくつも重なったら、その違和感を無視しないでください。
子犬がかわいいことと、安心してその子を迎えられることは別です。
Dogsalon Dear.Dでは、トリミングだけでなく、フード・しつけ・日々のケアなど、犬との暮らしについてのご相談もお受けしています。
もちろん仕上がりは、ふわふわ+いい匂いにもこだわっています。
子犬の頃からシニアになっても、困ったときに相談できる。
そんな生涯通えるサロンでありたいと考えています。
「この子を迎えて大丈夫かな?」
「迎えたばかりで分からないことがある」
そんなときも、お気軽にご相談ください。