まずパッケージより“愛犬”を見る
ドッグフード売り場に行くと、
袋がこっちに全力で話しかけてきます。
「小型犬専用」
「皮膚ケア」
「高タンパク」
「グレインフリー」
「シニア用」
買う側からすると、
どれが正解なのか分からなくなりますよね。
でも、最初に見るべきものは
パッケージではありません。
まず見るべきなのは、
目の前にいる愛犬です。
結論から言うと、
ドッグフードは“商品名”ではなく
“その子の体質”で選ぶものです。
◆まず最初に見るのは「体質」
フードを選ぶ時は、
先にうちの子の状態を見ます。
たとえば、
下痢しやすい
便が硬くなりやすい
毛がパサつきやすい
太りやすい
痩せやすい
皮膚が赤くなりやすい
涙やけが気になる
口臭が気になる
運動量が多い
運動量が少ない
こうした特徴は、
ドッグフードを選ぶ大事な基準になります。
「有名だから」
「高いから」
「口コミが良いから」
「パッケージが良さそうだから」
それだけで選ぶと、
うちの子に合わないことがあります。
フード選びで大切なのは、
人気より相性です。
◆パッケージの言葉は“入口”
小型犬専用。
チワワ専用。
皮膚ケア。
お腹ケア。
シニア用。
グレインフリー。
こうした言葉は、
選ぶきっかけとしては分かりやすいです。
迷っている飼い主さんにとって、
手に取りやすい目印になります。
ただし、
パッケージに書いてある言葉が
そのまま正解になるわけではありません。
同じ小型犬でも、
太りやすい子もいます。
お腹が弱い子もいます。
皮膚が弱い子もいます。
運動量が多い子もいます。
食が細い子もいます。
同じ犬種、同じ年齢でも、
体質はまったく違います。
だからこそ、
パッケージの言葉は入口として使う。
最後は必ず、
うちの子に合っているかを見ます。
◆次に見るのは原材料の最初
愛犬の体質を見たら、
次に見るのが原材料です。
原材料は、
フードの方向性を見るヒントになります。
たとえば、
1番目:鶏肉
2番目:玄米
3番目:とうもろこし
と書かれていたら、
鶏肉を中心にしながら、
穀物も使って整えているフードだと見られます。
ここで大切なのは、
全部を完璧に読もうとしないことです。
まずは、
最初の1〜3番目を見るだけで十分です。
何が中心のフードなのか。
肉が中心なのか。
穀物も使っているのか。
どんなタンパク質が使われているのか。
ここを見るだけでも、
フードの性格はかなり分かります。
◆ただし、原材料だけで決めつけない
ここで注意したいのは、
原材料だけで良い悪いを決めないことです。
肉が最初だから絶対に良い。
穀物が入っているから悪い。
グレインフリーだから安心。
ミールが入っているからダメ。
こう決めつけると、
フード選びは逆に難しくなります。
原材料を見る目的は、
フードを批判するためではありません。
うちの子に合うかどうかを考えるためです。
肉中心が合う子もいます。
穀物が入っていても問題ない子もいます。
魚の方が合う子もいます。
ラムに変えると落ち着く子もいます。
大切なのは、
「良さそうな素材」ではなく
「うちの子に合う素材」です。
◆成分値は“数字”ではなく“理由”で見る
フードには、
たんぱく質、脂質、繊維などの成分値が書かれています。
ここでよくある間違いが、
数字だけで良し悪しを決めることです。
たんぱく質が高いから良い。
脂質が低いから安心。
繊維が多いから健康的。
こう考えると、
選び方がズレることがあります。
数字は、良い悪いではなく、
「なぜその数字なのか」を見る材料です。
運動量が多い子なら、
たんぱく質や脂質がしっかり必要になることがあります。
太りやすい子なら、
カロリーや脂質を見た方がいいです。
お腹がゆるくなりやすい子なら、
脂質が高すぎないかを見ることも大切です。
毛がパサつきやすい子なら、
脂質やオイルの内容も見たいところです。
数字だけを見るのではなく、
愛犬の体質とセットで考えます。
◆食べ始めてから見るポイント
ドッグフードは、
買った時点ではまだ正解かどうか分かりません。
大切なのは、
食べ始めてからの変化を見ることです。
見るポイントは、
便の硬さ
便の量
便のにおい
体重の増減
毛づや
皮膚の赤み
涙やけ
口臭
体臭
食いつき
元気さ
このあたりです。
特に分かりやすいのは便です。
便がゆるくなる。
量が急に増える。
においが強くなる。
回数が増える。
こうした変化が続く時は、
そのフードが合っていない可能性があります。
逆に、便が安定していて、
体重も大きく崩れず、
毛づやや皮膚の状態も落ち着いているなら、
その子に合っているフードだと考えやすいです。
フードは「良さそう」で決めるものではありません。
食べたあとの体の反応まで見て、
初めて合っているかが分かります。
◆よくある間違い
フード選びでよくあるのは、
パッケージの言葉だけで決めてしまうことです。
「高タンパク」と書いてあるから良さそう。
「グレインフリー」と書いてあるから安心。
「小型犬用」と書いてあるから間違いない。
この選び方だと、
愛犬の体質が置いてけぼりになります。
もうひとつ多いのが、
フードをすぐに変えすぎることです。
少し食いつきが悪い。
少し便が変わった。
だからすぐ別のフードにする。
これを繰り返すと、
何が合っていて、何が合わないのか分かりにくくなります。
もちろん、
明らかに体調が悪い時は別です。
でも基本は、
焦らず愛犬の変化を見ながら判断することが大切です。
◆まとめ
今回伝えたいことは、
ひとつだけです。
ドッグフードは、
パッケージではなく愛犬で選ぶ。
まず、うちの子の体質を見る。
次に、原材料の最初を見る。
そして、成分値を理由として見る。
最後に、食べたあとの体の反応を見る。
これだけでも、
フード選びはかなり変わります。
大切なのは、
「良いフードを探すこと」ではありません。
うちの子に合うフードを見つけることです。
次回は、
原材料の“順番”について、もう少し詳しくお話しします。
原材料の1〜3番目を見るだけで、
そのフードの正体がかなり分かります。
フード選びに迷った時は、
一人で悩まなくて大丈夫です。
ディアードでは、
トリミングだけでなく、フードや日々のケアの相談もできます。
ふわふわでいい匂いに仕上げることはもちろん、
その子が生涯安心して通えるサロンでありたいと思っています。
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そんな時は、お気軽にご相談ください。